タイムドメイン light
買ってみた。う〜ん、そんなに凄いですか?
このスピーカーをいいといっている人は、多分、音の良さでなくて定位の良さをいってるんだろうなぁ。音質そのものは決してよくない。大きさからして仕方がないけど、低音はほとんど出ない。高音もラジカセっぽい。ただし、定位はよい(兄貴分はもうちょっと高音がましだと思う)。
多分、これまで定位を気にしたことのなかった人が立体感のある音にびっくりした、というのがこのスピーカー絶賛の正体のように思う。たしかに、定位は凄くいい。そして定位がよいと響きが心地よくて音質そのものはあんまり気にならないような気もする。スピーカーから音が鳴っている、という気がしなくなるのだ。その辺がタイムドメインマジックの正体ではなかろうか?
それなりに真面目につくったスピーカーなら普通に定位はとれると思うし、多分、真面目にステレオのマニュアルを読めば書いてあるだろうことなので、それがそんなに凄いことかといわれると...ビルゲイツがびっくりしたという逸話があるが、よっぽどタコなシステムを使っていたか、ポイントを外してたか...
うまくいえないけど、余分な音がしないような気はする。ただ、それは出ないのか出せないのかがよくわからん。
デザイン的には、これは気に入っている。もう少し高級なユニットを使って、石とかにつめたモデルなんかも面白いかも。
まあ、僕がずっと使っているBOSE 101MMとはグレードが全然違うので、「2万円のものとしてはすばらしい」のかもしれない。僕はその辺の事情はよくわからんデス。
一度、ラジカセを音を良く反射する壁に向けてみるとおもしろい。びっくりするほど音が空間的に広がる。お試しあれ。(音を吸収する壁はダメよ)
というわけで、次の興味は BOSE M3。
http://www.bose.co.jp/products/new_from_bose/m3.html
音の世界は奥が深いらしい。音質そのものがよく感じないのは何か原理的な理由があるのかも?
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm