robou55’s diary

http://d.hatena.ne.jp/robou55/ のつづき

学習塾は子供の学力を向上させるのか?

子供が中学受験の勉強をしているのだけれど、誰もが思うであろう疑問、「あの、変な算数の問題は、方程式を使ったらあかんのか?」についてぐぐると、「別に良い」ということのようだ。しかし、塾では一生懸命方程式を使わない解き方を教えてくれる。それはそれで楽しさもあるのだけど、数学的能力を向上させようと思ったらやや抽象的な概念を先取りしてすすめる、というスタイルが合っても良さそうに思う。むしろ、泥臭く考えてガリガリ計算力を試されると、ひょっとすると「数学好き」には向かない方向へ行ってしまうのではないだろうか?

塾というと、「学校よりも先に色々教えてくれるところ」と思っていたのだけれど、あくまで、学習指導良好の範囲内の知識で、(その範囲外の)受験問題をとくための解法の範囲であって、抽象的な思考がとくいなひとのための先取りではない。

この教育だと「天才」は産まれない気がするなぁ。まあ、天才は自分でかってに書物を読んで進むんだろうけど。

とっとと高等概念を先取りして教えてくれるようなところはないんだろうか?

といいつつ、結局、中学校で方程式、というのは、子供の抽象的思考力の発達の段階ともあったちょうどいいタイミングのような気もする。その意味では学習指導要綱は非常によくできているのだと思う。一体、このペースはどうやって誰が設計したんだろう?