オリンピック

今回のオリンピックは金メダルゼロであった。なんとなく、メダルの数は国力（あるいは国の勢い）に比例するような気はする。そういうわけか、もっとスポーツにお金を使え！という声がテレビではよくでてくる。

しかし、なんで国の税金をつかってメダルを取りに行かねばならぬのか！？

スポーツ選手の第二の人生も問題なのも分かるが、それは失業した人なら誰でも同じような問題を持つ。なんで、スポーツ選手だけ国が面倒見てくれるの！？　スポーツばっかりしていたから他のことができない！？、それはその人の選択でしょ？

オリンピックでがんばっている姿はもちろんかっこいいのだけれど、オリンピック以外にも世界選手権はいっぱいある時代、オリンピックには「祭り」という以上の意味はない。

「オリンピック？、まあ、うちはほどほどにしとくよ」と言う方向だってあるに違いないのである（さみしいけど）。

十分に国力があるのであれば、国の振興政策がなくとも、スポーツに理解のある企業や個人がお金を出してサポートすればよいのである。あるいは、プロがある業界ならプロが業界として支援したり、地方自治体レベルで力を入れても良い。あくまでも個人として参加する方向へシフトする方が健全な方向へ向かうとおもう。国の政策に頼らないとできない！、というのは世の中がうまくいっていない証拠に違いない。