ニューラルネットワークと発想法の関連
なんとなく万能なイメージのあるニューラルネットワークといえども、ネットワーク内に正解にたどり着く組み合わせが存在しないといくら学習させても正解を出せない(当たり前)。
脳の中がある程度ニューラルネット的だとすると、考えて答えを出すには、あらかじめ頭の中に正解を導くための経路が形成可能となっていないといけない。
つまり、
- 答えを引き出すために必要なパーツが頭の中に用意されており、
- それらが様々な組み合わせでつながるようなプロセス上におかれていて、
- その組み合わせ経路が正解を含んでおり、
- 運良く正解の組み合わせにたどり着き
- たどり着いたことに気づくこと、
が必要だと言うことになる。
よくいわれる発想のプロセス:
- ともかく頭にいろいろ入れて
- 悩み抜き
- ちょっと忘れた頃におもいつく!
、は、なんだかニューラルネットの組み直しをしてる、と考えると合点がいく。同じ時期に同じようなことを思いつく人がいるのは、発送にたどり着くための材料がそろうからで、悩み抜かないといけないのは経路探査(あるいは経路を新たに造り直すの)に必要なのだろう。おもいつくか思いつかないか、は半分偶然で、半分才能(経路作成能力と探索能力)、と解釈できる。